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2011年2月28日 / filemakerschool

FileMaker製品いろいろ〜その3・FileMaker Serverとは?

FileMakerの製品が次の3つに大別されることをお話ししました。

(1)FileMaker Pro・・・データベースを作るソフト
(2)FileMaker Server・・・データベースを共有する(さばく)ソフト
(3)FileMaker Go・・・データベースを遠隔操作するソフト

前回は、(1)FileMaker Proの役割についてお話ししました。

今回は、(2)FileMaker Serverの役割について、お話しします。

※ここでの「FileMaker Server」や「FileMaker Server Advanced」は、ver11をいいます。それまでのバージョンからは若干仕様が変更になっています。ご注意ください。

FileMaker Serverは、データベース共有を円滑に運用するためのソフトです。

データベースのデータを、ネットワークを通じて社内の誰もが活用できるようにしたいとしましょう。これを「データベースの共有」といいます。FileMakerでは、FileMaker Proで作成した1つのデータベースファイルに対し、複数の人が同時にアクセスすることができます。

たとえば、Aさんは新しいデータを入力し、Bさんは目的のレコードを探すために検索をする。Cさんは、目的の基準で並べ替えるといった具合です。これを同時に同じファイルに対して行えるのが、「データベースの共有」です。

ただし、AさんとBさんが、同じレコードのデータを書き換えようとしたら、どうでしょう。困ったことになりますね。

ご心配は無用。そのレコードにいち早く手をつけた人が手を加えている間はレコードにロックがかかり、その他の人は、検索や並べ替えといったデータを見ることはできても、そのレコードのデータを書き換えることはできないようになっています。まるで椅子取りゲームのようですね。これを「排他処理」といいます。

FileMaker ProやFileMaker Pro Advanced(データベースを作るためのソフト)にも、ファイル共有の機能があり、1つのデータベースに対し、同時に9名がアクセスできるようになっています。

ただ、人数が増えるほど、先に述べたような「排他処理」する機会が増えます。すると、FileMaker Proに負荷がかかり、とたんに動作が遅くなります。

そこでFileMaker Serverの登場、というわけです。

FileMaker Serverは、いわば交通整理のおまわりさんのような役割をしており、ユーザからのアクセスに混乱がおきないように、せっせとさばいてくれます。FileMaker Serverを使えば、250人までのユーザがアクセスできるようになります。さらに、FileMaker Server Advancedでは、接続できる人数が無制限になります。また、FileMaker Serverでは、セキュリティ面も強化され、バックアップの機能も用意されています。

話が前後しますが、FileMakerでのデータベース共有には、2つの方法があります

1つは、FileMaker Proで作られたデータベースファイルに対し、ネットワークからアクセスする人すべてのコンピュータに、FileMaker Proをインストールしてアクセスする方法。これを「ネットワーク共有」といいます。

FileMaker ServerとFileMaker Proによるネットワーク共有

ネットワーク共有

もう1つは、FileMaker Proをインストールせずに、Internet ExploreなどのWebブラウザソフト(ホームページを見るソフト)でFileMakerのデータベースにアクセスする方法です。これは、「Web公開」や「Web共有」などと呼んでいます。

FileMaker ServerとFileMaker ProによるWeb共有

Web共有

ここまで読まれた方は、「じゃ、Web共有をすると、FileMaker Proをユーザの本数分買わなくていいの?」と思われるかと思います。

そのとおりです。

データ入力や検索、並べ替えといったことしかしないユーザならば、WebブラウザソフトでFileMaker Proのデータベースにアクセスできてしまうのです。

ですから、FileMaker Proはデータベースを作る人だけが購入すればよいことになります。

ただし、です。

「Web公開」をしようと思うと、FileMaker Proでデータベースを作る知識の他に、PHPというWebページ記述言語を習得しなければなりません。その他にも、Webサーバーの知識など、Web全般に対する広くて高度な知識が求められます。

これを比較的簡単に実現できるのが「インスタントWeb」と呼ばれるものです。これはFileMaker Server Advancedを使えば実現できます(最大100ユーザまで同時にアクセス可能)。「インスタントWeb」に対し、先で述べた高度な知識がいるWeb公開の方法を「カスタムWeb」と呼んでいます。

ただし、「インスタントWeb」では、画面表示のデザインを自由に変更したり、いかにも通常のホームページのデータのように見せたりすることができません。これをクリアしたい場合は、やはり先に述べたWeb全般の高度な知識が求められる「カスタムWeb」を使うことになります。

なお、Web公開では、Webブラウザを通じて操作を行うため、当然印刷もWebブラウザからになります。Webブラウザは、種類、バージョン、OSの違いばかりでなく、各利用者の設定も様々です。そのため、印刷物の質が一定ではありません。

手軽にデータベース共有し、印刷物を重要視したいのであれば、ネットワーク共有をするとよいでしょう。

逆に、データベースのユーザ数があまりにも多かったり、外部にもデータベースのデータを公開したいという場合には、カスタムWebのシステム開発を受託開発業者にお願いするという方法もあります。高度な技術力が必要ですので、それなりのコストもかかりはしますが、FileMaker Proをユーザ分インストールする費用と比べて考えてみてはいかがでしょうか?

なお、FileMaker Proには、「ボリュームライセンス」という購入方式も用意されており、製品を5ライセンス以上まとめて購入する場合には、割引を受けられるようになっています。

FileMaker Server11とFileMaker Server 11 Advancedについてまとめますと、

・250ユーザまでのネットワーク共有・カスタムWeb=FileMaker Server 11

・無制限のユーザでのネットワーク共有・インスタントWeb=FileMaker Server 11 Advanced

と考えるとよいでしょう。

FileMaker Server Advancedについては、これらの他、他社のデータベースと連結するための機能も兼ね備えています。

FileMaker ServerとFileMaker Server Advancedの違いについては、下記Webページをご覧ください。

http://www.filemaker.co.jp/products/filemaker-server-advanced/

次は、(3)FileMaker Goの役割についてをお話しします。(「FileMaker製品いろいろ~その4」につづく)

 

= 補足〜ver13について=

上記は、FileMakerがver11時代に書いたものです。

2013年の年末にリリースされたver13からは、FileMaker Server Advancedはなくなり、FileMaker Serverに統一されました。

また、FileMaker Pro 13やFileMaker Pro 13 Advancedのァイル共有の機能で、1つのデータベースに対し、同時に接続できるのは、5名までとなっています。

なお、インスタントWebに代わり、「WebDirect」という機能が搭載されています。WebDirectでは、FileMaker Proで作成したレイアウトをそのままWebブラウザ上で表示し、リアルタイムでのデータ更新が行われるようになっています。

なお、Web DirectをブラウザやFileMaker Goで使用するには、同時接続ユーザー数分のライセンスを購入する必要があります。

この他、従来のカスタムWebを使うこともできます。

 

 
 
 

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