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2015年3月25日 / filemakerschool

リレーションは必要か?

FileMakerも難しいのか?

実は、最近、ちょっとAccessを触ることがありまして….。

一応、Accessもマイクロソフト認定トレーナーの資格を取得しているのですが、ずいぶんと前の話。(Access2.0の時代)

元々、FileMakerからデータベースを始めた私は、Accessとの違いを知りたくて、認定トレーナーの資格を取ったものの、やっぱりFileMakerのほうが好きで、ずっとFileMakerライフを送ってきたわけです。

Access2013を触ってみて思ったのは、以前と比べるとずいぶんと使い勝手がよくなっている、ということ。

フォーム(データを入力するための画面)やレポート(データを印刷するための画面)を作るのが、初期のAccessと比べるとかなりラクチンになっていて、デザイン性にこだわらなければ、機能的にはこれで十分かな、と思えるものがサクサク作れるようになっていました。

 

(1)Accessで挫折する人々

さてさて、今日のお題は、「リレーションは必要か?」ってことなんですが…….。

このところ、私のFileMakerトレーニングに来られる方のほとんどが、「FileMakerはまったく初めての方」となってきています。

数年前までは、「FileMakerで作られたデータベースがあって使ってはいるんだけど、最初からデータベースを作ったことがない。」という方がほとんどでした。

つまり、以前は「FileMakerを”使った”経験のある方」がメインの受講者だったのに対し、最近では、「FileMaker自体、まったく初めて。」という方がメイン。「FileMaker World」をまったく知らない方が来られる、というワケです。

中でも多いのが、「Excelに限界を感じたが、Accessは挫折した。」という方。
「リレーションがわからなくて。」ということが、そのほとんどの理由です。

確かに、ずいぶん昔のAccessでは、「データベースっていうのは、リレーションをするのが当たり前なんですっ!」的な空気が漂っていました。それが「敷居の高さ」を感じさせていた大きな原因のように思います。

しかし、Access2013を実際に触ってみると、最初から「リレーション」をつきつけられている感があまりないのです。
単一テーブル(リレーションを使わない)でも、Excelを使っていることを考えると、Accessのほうが格段に便利になるよねー、と思うことがたくさんあります。

たとえば、住所の入力支援とか、定型入力とか。(FileMakerでも、これらを実現しようと思うと、けっこうめんどうくさいです。)
確かにFileMakerのほうがデザインしやすいですが、Accessでも、宛名ラベルも簡単に作れますし、とにかく「形」にすることはできます。

FileMakerが得意とするところの「ワンソース・マルチユース」、Accessでも「やればできる。」というのが、今回Access2013を使ってみて感じたことです。

 

(2)なぜ、「Accessは難しい」のか?

なのに、なぜ「Accessは難しい。」というイメージを、いつまでも払拭できないんでしょうか?

それは、Accessの「教え方」にあるんだと、私は思います。

新しいソフトを使い始めるには、ネットで調べる、ということの他に、やはり多いのが「市販書を買って読む」ではないでしょうか?

AccessやFileMakerに限らず、そもそも「データベース」というのは、その概念を総合的に捉えていく必要があるので、他のアプリケーションソフトのように、「わからないところだけ調べながら使う。」というのは難しいのです。だから、ネットで調べながら使い方を覚えていく、ということをやっているうちに、「やっぱ、1回、何か本でも読んでみるか。」ということになります。

そこで、Accessのどの本にも早い段階で出てくるのが、「リレーション」

この言葉を目にしただけで、データベースの初心者の方は、「何、それぇ〜!?わっかんない!!神様、お許し下さい。(@_@)」モードになっちゃうのだと思います。

確かに、リレーションを使わなければ、本来のデータベースの醍醐味を味わうことはできません。

ただ、「リレーションがなぜ必要なのか?」や「リレーションで何ができるようになるのか?」を理解するためには、少しはデータベースというもの自体に慣れていなければわかりづらいと思うのです。

たとえば、転んでケガをして、初めて「杖」のありがたさがわかるように。
人というのは、その必要性を感じなければ、いくら論理的に説明されても、受け入れられないものです。

だから、「転ばぬ先の杖」っていうのは、もらったときにはまったくありがたみを感じない、なんてことなんじゃないでしょうか?(笑)

 

(3)まずは「ワンソース・マルチユース」でしょ!

FileMakerのよいところは、「ワンソース・マルチユース」だと、何度もこのブログに書いてきました。

一度入れたデータを、作り替えずに何度も使い回す。

実は、これって、FileMakerだけの特徴はなく、「データベース」の特徴と、私は思います。

とにかくデータをほうりこんで、そこから必要なものだけを取り出して、加工し直してアウトプットする。

これが、データベースの役割です。

Excelでは、この「ワンソース・マルチユース」を実現することは難しい。
だから、Excelユーザが最初に「あぁ、データベースって便利!」と容易に実感できるのは、この「ワンソース・マルチユース」だと思うのです。

FileMakerの場合は、データを入れる「入れ物」であるフィールドを作って、後は画面(レイアウト)を追加して、さまざまな様式にアウトプットしていくだけです。

フィールドを作って画面に並べれば、とりあえず最低限のデータベースはできます。

データさえ入れれば、クエリーなんかいちいち作らなくても、すぐに検索できます。しかもその検索は、すべてのフィールドに対して「パラメータークエリ」。随時、演算子も自由に組み合わせることができます。

どうだ、ワイルドでしょう!!(ちょっと古い。(^^;;)

そういう意味では、Accessよりもお手軽にデータベースを作って使うことができます。

 

(4)何がFileMakerを難しくしてしまっているのか?

それが、最近ではFileMakerでも、「リレーション」をかなり意識して語られることが多くなりました
FileMaker社のリリースしているガイドブックや、FileMaker関連の市販の解説書でも、Accessと同様に、「リレーション」を意識して話が進められています。

Accessに手を出して挫折したExcelユーザーは、「FileMaker、おまえもかっ!(がくっ!_| ̄|○」)」とここでまた挫折。

これでは、Accessも一緒じゃん….。(-_-) やっぱ、FileMaker””難しいんだね。

せっかく、FileMakerに出会えたのに…..。

 

こういう流れになってきたのには、事情があります。

悲しいことに、FileMakerは、その名前を聞いて、「あぁ、Macのソフトね。」とか、「大したこともできないカード型データベースでしょ。」なんていう方が、まだまだいらっしゃいます。(T_T)

ですから、そのイメージを払拭すべく、

「今のFileMakerは、リレーショナルデータベースなんだ!昔のチープな感じのカード型とは違うんだぜっ!」

「本格的なプロ仕様なんだぜっ!」

ってところを強調し、ハイレベルのシステム開発もできるんだ〜!!というところをアピールされがち。

そして、今やFileMakerのターゲットは「システム開発者」となっています。元々システム開発をやっている人は、「リレーション」という言葉にアレルギーはありませんから、当然のごとく「リレーション」が出てくるのです。

 

(5)リレーションを使わないデータベースは使い物にならないのか?

では、本当に「リレーション」を使わないデータベースなんて、役に立たないのでしょうか?

そんなことはありません。

今までExcelとWordを駆使して時間をかけて作業していたことで、リレーションを使わないデータベースでも格段にラクになるケースはたくさんあります。

その昔、FileMakerにリレーションがなかった時代でも、ちょっとのアイディアと工夫で、ExcelやWordよりもずっと便利だと思って使われてきたのですから。

その頃からの熱いファンが、今もFileMakerを支えていて、今のFileMakerの歴史があります。

だから、まずは、その便利さに気づいてもらいたい、そう私は思います。

 

(6)すぐにできそうなことから始めませんか?

現状として、FileMakerはあまりにも機能が充実してしまった(笑)ことで、「プロ仕様」になっています。

FileMakerは歴史が長いこともあり、ネットにあげられているのは、ほとんどが「プロ」に向けての情報。市販書も、どんどん「プロ仕様」になっています。

「Accessで挫折したけど、FileMakerならできるかも、と思ったのに、FileMakerも難しいんだ….。」

そう思って諦めるのは早急です。

ただ、1つ理解しておいてもらいたいこと、それは、「ある程度のレベルになったら、AccessもFileMakerもどちらもそれなりに難しい。」ということです。

トレーニング中に、よく「○○といったようなことはできますか?」と尋ねられます。

お尋ねになる方の真意としては、「○○は、”私にでも””簡単に”、できますか?」

ということだと思います。

ですから、答えは、Yesの場合もありますが、Noの場合もあります。

「FileMakerとしてはできるけれど、相応のFileMakerスキルを必要としますよ。」という場合は、残念ながらその方にとっては、「No」です。

では、先に書いた「ある程度のレベル」というのは何か。それが、やはり「リレーションを使ったデータベース」です。

あなたが作りたいデータベースが、Accessで作るのもそれなりに難しいもの(リレーションや関数がたくさん使われているもの)であるならば、FileMakerでも、「リレーショナルデータベースの考え方」からしっかりと勉強をしていただく必要があると思います。

「リレーショナルデータベースの考え方」というのは、「転ばぬ先の杖」です。
先にもいいましたが、「杖がどんな役に立つのか。」を体感できていなければ、いくら論理的に説明されても、それを実践に活かすことはむずかしいでしょう。

しかし、ここで「リレーションを使わないデータベースでも、便利になることはたくさんある。」ってことを忘れないでください。

あなたの作りたいデータベースが、「今のあなたに作るのは難しい」データベースなら、ちょっとしばらくの間、棚上げしてみてはいかでしょうか?(予算が許すなら、プロに作ってもらうのも一案だと思います。)

そこで、諦めるのではなく、別の方向に目を向けてもらいたいのです。

リレーションを使わなくてもできるデータベースで、どんなことができそうだろうか?

これを考えることです。

つまり、「レイアウトを切り替えるだけで、作り出せる書類にはどんなものがあるだろう?」を考えるのです。

そうやってFileMakerでデータベースを作って、使って行くことで、「データベース」や「FileMaker」に慣れていけば、「リレーション」の必要性がわかるようになってきます。
「リレーション」を使わなければ、その先に行けないことを体感するからです。

また、「スクリプト」を使わなければ、面倒くさくてやってられない、っていうシーンにも出くわします
そうすることで、「スクリプト」の必然性もわかってきます。

そんなことをくり返しているうちに、徐々に自分が元々目指していたデータベースは、どのように作っていけばいいのか、ということが見えるようになってきます。ここで、「転ばぬ先の杖」である、「リレーショナルデータベースの考え方」を聞いて、初めて「なぁるほど!」と納得がいくのです。

それまでの時間はけっして無駄にはなっていないはずです。
なぜならば、リレーションを使わなくてもできるデータベースでも、ExcelやWordを使っていた頃に比べて、格段にラクになったことはたくさんあるからです。

 

(7)「分かり時」ってものがある

このようなことから、私のトレーニングでは、最初はリレーションにはまったくふれることはありません。だから、「テーブル」という言葉にも最初はまったく触れません。

入門講座応用講座で、「リレーションを使わないデータベース」を作ってもらって、しばらく使ってもらう。

そうしてFileMakerでデータベースをしばらく使い続けることで、「もっとここをこうしたい。」「ここがうまくできない。」という、リレーションを使わないデータベースの限界にぶち当たる日が来ます。

そのときこそ、「リレーション」の「分かり時」。

ここで、「リレーション講座」を受講していただいて、初めて「リレーション」という言葉に触れていただきます。

そうすれば、なぜリレーションを使うのか、リレーションをすることで何が解決するのか、どんな風に便利になるのかをわかっていただけるのです。

もちろん、システム開発の経験のある方には、「FileMaker World」を知っていただくためのFileMaker入門講座を受講していただいた次には、応用講座を後回しにして、リレーション講座に進んでいただくようにしています。

人がものを理解するには、それぞれ、それなりの「段階」があるのですよね。(^_−)−☆

ただ、転びすぎて”手遅れ”になる前に、トレーニングを受けるなり、プロに相談するなり、してくださいね。

病気も同じで、「目も当てられない状態」になってから駆け込んでも、手の施しようがない、ってことになってしまいますから。

 
 
 
 

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最初の一歩を踏み出すあなたを、心よりお待ちしております!!

お待たせしました!2017年5月、東京でグループレッスン開催!!!

「6時間があっという間!」とみなさん笑顔で帰られる、2017年度5月度のグループレッスンの開催スケジュールは下記のとおりです。

  • 入門講座(11:00〜18:00※初日のみ時間が異なります。ご注意ください。
    • 2017年5月17日(水)【東京・ver15・14合同】
    • 受講料お1人様 33,000円(税込:35,640円)+テキスト代 3,280円(税込:3,542円)
  • 応用講座(10:30〜17:30)
    • 2017年5月18日(木)【東京・ver15・14合同
    • 受講料お1人様 38,000円(税込:41,040円)+テキスト代 3,580円(税込:3,866円)
  • リレーション講座(10:30〜17:30)
    • 2017年5月19日(金)【東京・ver15・14合同】
    • 受講料お1人様 47,000円(税込:50,760円)+テキスト代 3,980円(税込:4,298円)

開催場所:弊社東京支店(地図)※東京都営地下鉄浅草線・泉岳寺駅下車徒歩5分

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